プロフィール

ジル

子供の頃習っていたピアノを、2015年の夏に再開しました。
のんびりマイペースにやっていましたが、最近は、ピアノに対する思いがやや上向き中。

ピアノの他には、茶道も細々と…。

夫と2人暮らしのアラフィフです。




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演奏会(アマチュア)

2019年03月22日06:00大人の演奏が好き
昨年12月にヤマハコンサートグレードに参加しましたが、同じ会場のコンサートグレードを聴きに行ってきました。
今回は私は出なかったのですが、知人が「この会場のピアノを弾きたい」と中上級に参加すると聞き、じゃ、聴きに行ってみようかな、と。
仕事帰りに途中下車する感じで立ち寄りやすかったので^^

同日3回に分けて開催されましたが、16時半開始の第3部は、大人のみ8名のこじんまりした会。
小さなサロンホールですが、ここのスタインウェイのグランド(アシュケナージのサイン付き)は、本当に音がきれいです。小さいホールでも音が全くうるさくありません。

初級から中上級まで、さまざまなレベルの演奏でしたが、大人の方々の演奏は、レベルに関係なく、味わいがあって、思いが感じられて、やっぱりいいなあ、と思いました。
初級のトップバッターのおじさま。とっても緊張していらして、手が震えていて、何度も何度も弾き直して。でも、心にしみるんですよね。古稀を迎えたという方、50歳からピアノを始めたという方、何十年ぶりにピアノを再開したという方…。どの方も、丁寧に誠実に練習を重ねていらしたんだな、ということが感じられて、とても素敵な演奏でした。
アドバイザーの先生も講評でおっしゃっていましたが、人生を重ねてきた、深みのようなものが演奏に表れているのから、感動するんだなあ、と。

ピアノも弾きやすかったようで、知人は家ではミスなく弾けたことがないのに、初めて一つも間違えないで弾けたそう(私とは大違い^^;)。皆がいい演奏をしていたので、刺激され、緊張感をもって、いい感じに弾けたらしいです。もちろん、とっても音楽的に素敵に弾いていました。なんで、あんなにいろんな音色が弾き分けられるんだろう〜。

1時間ほどの短い時間でしたが、大人だけの素敵な発表会を聴かせていただいたような気持ちになりました。私もそのうちまた参加しようかな〜^^


2019年03月18日06:00アマチュアオケの演奏会
友人の友人の…ぐらいの関係で、アマチュアオケの演奏会があるけど行かない?と声をかけられ、チケットを2枚取り置きしてくださったので、夫と2人で行ってきました。
ピアノをやっていると、クラシックに興味があるんだな、と思われ、こんな感じの演奏会に声をかけていただくことも少しずつ増えてきました。有り難いです^^

場所は池袋の芸術劇場のコンサートホール。このホールに来るのは2年ぶりぐらいです。私達は3階の向かってやや左寄りの席に。アマチュアオケとはいっても、チケットには2,500円の値段がついており、なかなか本格的。招待客が多いのでしょうが、それでもあの広いホールの席が8〜9割がた埋まっていました。
席についてのんびりしていると、後ろで聞き覚えのある声が。声をかけてくれた友人です。彼女達も近くの席だったのですね。あまりの人の多さと広さで、会えそうもないな、と思っていたので、会えて良かった^^

指揮者は海老原光さんという方で、プログラムは以下の通り。

チャイコフスキー / 幻想序曲『ロミオとジュリエット』
リムスキー=コルサコフ / スペイン奇想曲 作品34
ラフマニノフ:交響曲第3番イ短調 作品44

やっぱり生の音を聴くのはいいですね。
スペイン奇想曲、始めて聴く曲でしたが、面白かったです。どの楽曲も、ハープが結構活躍していたのがちょっと嬉しかったかも(ハープの音色、好きなので)。

夫は、やっぱり前回に引き続き眠っていましたが、打楽器が鳴るたびに目を覚ましていたようです(笑)。
眠っていたね、と言ったら、夫の横に座っている女の人も眠っていた、とよく分からない言い訳?をしていました(笑)。クラシックは確かに眠くなりますよね。でも、それなりに楽しんだようなので、良しとしましょう^^


2018年10月08日06:19ヤマハコンサートグレード(上級)を聴きに
今年はヤマハコンサートグレード中上級4を受ける予定ですが、いつか受けるかも?と上級のコンサートグレードを聴きに行ってきました(しかし上級を受けるためには、なんといっても暗譜を克服しなくては話にならない)。

上級は1、2、3とあり、参加者は全部で10人の演奏会のようなスタイル。
課題曲から1曲と自由曲1曲の計2曲を、上級1と2は10分以内、上級3は12分以内で、暗譜で弾きます。
私が聴きにいった2部は、全員が大人の女性。
それも皆私と同年代ぐらいの40代50代と思われる女性だったので、そうか…、皆がんばっているのだなあ、私もがんばろう、と勝手に親近感を覚え、励まされた気持ちに。
全20曲中、曲がかぶっていたのは2曲だけだったので、何だか大人の発表会のようでした(皆、きれいめのワンピースやスカートでしたし)。

評価は、次の五段階。総合でB以上が合格だそう。

 SS:すべての楽曲において、音楽的に高いレベルでの演奏でした。
 S:安定した演奏力を発揮し、音楽的にも十分評価できる演奏でした。
 A:受験級のレベルを修得し、安定した演奏でした。
 B:受験級のレベルを習得できています。
 C:受験級のレベルとしては不足しています。確実な演奏力を修得し再度チャレンジしてみましょう。

審査員の先生は2名で、お二人とも音大の先生兼ピアニストでいらっしゃいます。

こうして始まったコンサートグレード。
演奏レベルは人それぞれでしたが、皆、この日のためにたくさん準備をしたのだろうな、と思える演奏で、さすが皆さん音楽になっていたので、楽しむことができました。
中にははっとするような素晴らしい演奏も混ざっていましたし(一人、演奏テクニックも音色も音楽性も別格?という人がいた。ちょっと涙が出そうになるくらい感動的な演奏)。

すべての演奏が終わった後、審査員の先生方から全体講評。

1人目の先生
失敗しても、パニックになっても、とにかく堂々と、最初と最後のお辞儀のときは、にこやかに。
作曲家によって、音の色を変える。まず、色がない状態で弾いてみて(指の重みで弾くだけ)、そこから、どのように色を付けていきたいか、いろんな弾き方をして試してみる(この時、いろんな作曲家のいろんな曲の触りを色彩豊かに弾いてくださり、贅沢な気分に)。

2人目の先生
楽譜を見てとにかく音を全部弾こうと、楽譜を”やっつける”のではなく、たくさんある音の中でどれがメロディなのか、どの音が一番重要なのか、どの音がどんな役割を果たしているのか、じっくり楽譜を見てみること。
フルートのような楽器は、単音で、音色の微妙な違いに"命をかけている"そうだが、ピアノでもただ音を鳴らすのではなく、音を追求してみてはどうか。

以上のような貴重なアドバイスを、グレードを受けていない私もついでに聞かせていただき(笑)、ちょっと得した気分に。
特に最初に色のない状態で弾いてみて、そこから意識的に色をつけていく、というのは少し面白そうというか、自分がどういう音で弾きたいのか、どういうふうに弾きたいのかを考える上で、いいかなと思いました。

なかなか有意義なコンサートグレード(上級)の見学(?)でしたが、実際に私が参加することがあるとしても、どのレベルの演奏の人がどのレベルで合格(もしくは不合格)だったのかが全く分からないので、そういう意味では全然参考にならず…。

いつか上級を受ける日が来るのかは分かりませんが、まずは中上級4をがんばります(せっかくだから、やっぱり合格したい)。
私のときも、大人だけだと嬉しいのだけど、中上級だと、上手なお子さんと一緒になるかな、やっぱり。

2018年09月25日06:122つの発表会を聴いて
一昨日昨日とピアノの発表会を二つ聴きに行ってきました。

一昨日は、最近レッスンに通い始めたN先生の発表会。
歩いて行ける会場だったので、散歩がてらちょっと行ってきました。
何人かの先生達の合同発表会で、子供が中心。
25人中、22番目でやっと小学4年生、あとは中学生1人と大人2人。
ほとんど補助台を使うような小さい子ばかり。
全体にほのぼの微笑ましく、曲のレベルも演奏レベルも高いとは正直言えないけれども、皆本当に可愛らしくて、お辞儀一つとっても個性に溢れていて、 楽しく聴きました。

そして昨日は、知人が指事している先生の発表会(知人には3人先生がいますが、そのうちの一人)。
先生自身、音大卒業後ドイツに留学しピアノを勉強したピアニストでいらっしゃいますが、発表会のレベルも高い高い。
一昨日の発表会と比べて、同じくらいの年の子供達でも弾く曲のレベルも演奏のレベルも全然違いました。
幼稚園の子がバッハのメヌエットとブルクミュラーの子供の集会の2曲を弾いたり、5年生の子がドビュッシーの月の光とショパンのワルツの2曲を弾いたり(皆もちろん暗譜)。
中高生が特にレベルが高く、中学1年生で幻想即興曲やエオリアンハープやロンドカプリチオーソなどを弾きこなしていました。
個人差はあるものの、総じて音楽性豊かで、演奏レベルが高かった(もちろん、ミスとかはあります)。
音に厳しい先生ということで、どの子も音がきれい。
指導者によって、こんなにも違うものか…。
こちらの教室に通わせる親御さんの意気込みも違うのでしょうね。
わざわざ遠くから通っている子が大半だということですし。
高校生大学生、大人の生徒さんも多く、アマコン優勝者や音大卒の人もいたりして、全体にレベルの高い発表会でした。
知人はその中でもトリだったのでさすがというか何というか(うまい人が最後、と決まったわけでもないらしいですが)。

対照的な発表会ではありましたが、どちらも楽しかったです。
一昨日の発表会で「ぶんぶんぶん」の連弾や(つまり右手だけ)、「キラキラ星」を一生懸命に(でもそんなに練習しなかったよね?)な感じで弾いているのも、これはこれでありだと思いましたし、よい記念だろうな、と思います。
客席に向かって小さく手を振る子がいたり、なかなか自由で、微笑ましさは、こちらが上かな(笑)。
あまり大きい子がいなかったのも、この手の教室はある程度大きくなって勉強やクラブ活動などで忙しくなると、ピアノを辞めてしまう子供が多いのかなと思いました。

対して、昨日の先生のほうは、小さいときからより真剣にピアノに取り組んでいる子供が多い印象です。なので、中学、高校、大学になってもピアノを続けている子が多いのかと。
頭のいい学校に行っている子も多いそうで、ぴあの好きの集いの時も思いましたが、やっぱり、ピアノが上手=頭がいい、ということはあるのかなあ…。

ピアノの先生を選ぶときは、目的にもよりますが、その教室の発表会はよい目安になりそうですね。
その先生のカラーがでるというか、その先生が何を大切にして教えているか、分かります。
昨日の発表会の先生は、やっぱり音色でしょうか。
また、ゆっくりで弾けないなら、速くも弾けないという考え方らしく(速く弾かせてもらえない?)、例えば去年はショパンの黒鍵を、とってもとってもゆっくり弾いている子がいたのですが、それでも音がきれいでちゃんと音楽になっているのが印象的でした。
弾けないのにどんどん速くなってしまい、勢いで弾いちゃうことも多い私は、そんなふうに丁寧に音楽を紡いでいくような演奏にちょっと憧れます。

ちなみに、今の私の先生は(T先生のほう)どちらかといえば、弾きたいように弾かせてくれ、その方向で軌道修正を加えつつ伸ばしてくれる感じなので、もっとそれぞれの生徒さんの個性がくっきりでる感じです(子供には違うのでしょうが、少なくとも私達大人には)。
音のきれいさは昨日の発表会の先生ほど追求されず、私レベルでも音がきれいといつも褒められ、直されることがまずないため(明るい音、悲しげな音等、表現として直されることはあります)、昔に比べて音が雑になったと感じますが、その分、伸びやかな演奏ができるようになったとも感じます(昔はもっと小さくまとまった演奏だった)。

本人に備わった特性によるところも大きいにしても、どんな先生につくかで、ピアノとの関わり方や演奏の方向性も決まっていくのだなあと、改めて感じた二日間でした。

2018年08月19日07:02ピティナ特級セミファイナル観戦
知人に急遽誘われ、聴きに行ってきました。
会場がうちから歩いて行けるところだったので、声をかけてくれたらしいです。

セミファイナリストは7名。一人約50分の持ち時間でリサイタル形式で行われました。
7名のうち4名がファイナルに進み、ファイナルはサントリーホールでピアノコンチェルトで競われます。
朝10:30から始まって、休憩を挟みつつ終わったのは夜6時半。
すばらしいピアノの演奏を存分に堪能しました。

先週の「ぴあの好きの集い」のアマチュアピアニスト達の演奏を聴いたときもすごいなと思いましたが、特級のセミファイナリスト達の演奏は、更にランクが…。
ピアニストを目指す若手トップクラスの演奏はやはり違います。
この中から世界に通用する人が出てくるのかどうか…。 

プログラムは、ハイドン、モーツァルト、ベートーベンのソナタから一つ、邦人作品を一つ含めなければならないこと以外は自由。
演奏家として、プログラム構成も採点基準になるようで、大曲2曲+邦人作品の人もいれば、10分くらいの曲を5〜6曲弾く人もいたり。
今年はベートーベンソナタ30番を弾く人が3人、リストのソナタを弾く人が2人、邦人作品も被ったりと、同じ曲を弾く人が割といた印象です。
音大生音大院生が中心ですが、東大院生、名古屋大医学生もいました。
東大院生は子供の頃、天才少年と言われていたのに突如コンクールの世界から姿を消し、今回久しぶりに登場したとのことで、彼目当てに聴きにきたっぽい人達も結構いた感じです。

どの人もすばらしかったのですが、やはり自分の好きな演奏はありますね。
完璧に素敵に弾いていると思うのになぜかちょっと退屈する演奏もあれば、小さな傷はあってもとても好きだと思える演奏もあったり。
テクニックの差は私の耳では聴き分けにくかったですが、音は人によって全然違い、時にはっとするような美しい演奏も聴けました。
誰がファイナルに残るか予想するのも楽しかった。
これだけの演奏が1,500円で聴けるのはお得だと感じました。
知人はピティナの会員なので、1,000円と更にお得。
私も予約すれば区民割引で更に500円安くなったようなので、来年は予約しようかな。
誘ってくれて本当に感謝です。

ファイナリストに残った4名は、私と知人の予想と少しだけ違いましたが、私達が演奏としてはより魅力的だと思っていた人の方が残ったので、嬉しい誤算?
審査員8名中、外国人の審査員が3名いたので、審査ポイントがまた違ったのかもしれません。